「桃の滴」
松本酒造の南東数百mに西岸寺(さいがんじ)(油懸(あぶらかけ)地蔵(じぞう))という古寺があります。江戸時代、俳聖・松尾芭蕉が当時の任口(にんこう)上人を訪ねて、「我(わが)衣(きぬ)に ふしみの桃の 雫せよ」と詠みました。
「伏見桃山」の地名が残るこの地域の名産であった「桃」の「しずく」に上人の徳を例え、その徳に一滴でも肖りたいと詠じた芭蕉の心がふくよかに香る名句です。
句碑も西岸寺に現存しています。
弊社は芭蕉の心をわが心として丹精こめて磨き上げた味と香りの逸品にふさわしい商標とし、命名しました。上質な米から溶け出てきたコクのある上品な美味と麹や酵母が作り出す豊かな味わいの中に果物の味を感じさせるほのかな香りが、呑むたびに桃源郷へと誘う「桃の滴」の特徴です。

「桃の滴 愛山」
「愛山(あいやま)」という酒米は兵庫県でのみ生産される
山田錦系統の非常に稀有で高級なものです。
愛山を醸したこの商品は濃醇で米の旨味がたっぷり、
しかも後口のキレが非常に良いので飲み飽きしません。
飲むたびに口の中からじわじわと愛山の旨味を
感じ取ることが出来ます。
また、愛山は独特の酸味を持っております。
現代の食生活は昔と比べ油脂を多く含むものが増えて
きておりますがこの食生活にも抵抗なく
合わせていただける商品です。燗酒にしてすきやきを、
常温でステーキを、また冷やで焼き鳥や串かつなど
様々な場面でお楽しみいただける、これからの日本酒です。

「桃の滴 しぼりたて」
毎年12月頃~3月頃までの期間限定で、「桃の滴 純米吟醸」
の生原酒(新酒)を出荷させていただいております。
冬の時期に限られた新酒の楽しみは季節感と共に
その美味しさを倍増させてくれます。
「しぼりたて」ならではの、火入れ等の処理を施す前の
新鮮さ、キレの良さ、雑味の無いスッキリとした味わいは
まさに「桃の滴」の生まれたての味わいです。
芭蕉の名句と共にお楽しみ下さい。